ネルヒモのブログ

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チャンスの順番の感想(アイマス同人小説)

1と2と3を改めて読みました。作者は星倫吾さんです。イベント後のテンションで読んだのとは又違う感想が出るかもと思ったのですが、やはり同じ感想でした。しかし、違う解釈もできると思いました。
 設定はアイドルマスター2の初期プレイに物語を付けた物です。ユニットは雪歩、貴音、真美です。
 こういう言い方は偏見かもしれませんが、読める様に書いてあるのが良いです。読める文章を書くっていうのは結構難しいですよ。適当に書いた文章は意味不明だったり無駄に読みづらかったりします。
 三作続けて読んだ感想は何かの違和感でした。そして、それがプロデューサーを初めとする“オリキャラ”にあると分かりました。
 俺の感じた違和感は二次創作のキャラメインが書かれると思っていたら、オリキャラ
メインの話だった。若しくは主張が強すぎるからだと分かりました。
 第一話では全体の10ページ中6ページを使ってプロデューサーの設定が語られます。元ボクサーのプロデューサーの設定は作者の一番書きたかった事だと熱量的にも分かります。凄くかっこいいプロデューサーなんですよ。詰まる所俺の見方が間違っていたんです。プロデューサーが主人公なんです。
 第二話では合宿をします。ボクサー時代の知り合いのトレーナーを先生にアイドルが頑張ります。プロデューサーとトレーナーが二人だけで話し合うシーンは面白いです。
 第三話はちょっとよく分からなかった。歌のPV撮影の話なんだけど雪歩が男の人が苦手で女性のカメラマンをプロデューサーが用意する。だけど、雪歩の表情が硬い。その理由がよく分からない。(雪歩がセンター、リーダーになったかららしいがちょっとよく分からない)女性のカメラマンでも駄目だとすると雪歩がポンコツ過ぎてしまう気もする。
 俺の思い込みでアイドルがメインの話だと思ったのがいけなかったんだと思う。プロデューサーだってゲームの重要なキャラなんだからメインの俺流プロデューサーを書きたい人もいるって事だと思います。改めて読んでもプロデューサーのセリフは熱量(作者の熱意が一番伝わってくる部分)が高いのでそういう事だと思います。
 意識してか無意識かは分からないですが、自分の分身として言いたい事を言っている感じがして好感が持てます。
 同人誌として正解です。ファンが作品を熱く語るようなものです。